日時：平成25年4月9日(水)
場所：佐世保基地

先日、ソマリア沖・アデン湾に派遣される護衛艦 「あけぼの」の出港行事に参列して参りました。
ソマリア沖・アデン湾における自衛隊による護衛活動は、 平成21年3月から開始されております。 自衛隊をはじめ諸外国の部隊等が協力し活動し続けてきた結果、 海賊事案の発生件数は減少傾向にあります。 しかしながら、当該海域を航行する船舶とその乗組員にとっては、 海賊の存在自体が大きな脅威です。 海賊のいない平和な海を取り戻すため、我が国を含め国際社会が 引き続き海賊対処を行っていかなければなりません。

護衛艦「あけぼの」は、過去に2度、インド洋における 補給支援活動に派遣された他、米海軍等との共同訓練への 参加経験もあり、海外での多くの活動実績があります。 海賊対処のための派遣は今回が初めてですが、海上自衛隊が護衛活動を開始して からこれまでの4年間で護衛した船舶は、全て海賊被害を受けることなく 安全にアデン湾を航行しています。 この素晴らしい実績を引き継ぎ、一回一回の任務を着実に遂行して頂きたいです。

防衛省は隊員の皆様方が任務に専念できる様引き続き万全の態勢を整えて参ります。 そして、乗組員の皆様方が高い士気をもって任務に励み、全員無事に帰国することを心から祈念致します。